虚血性大腸炎になった記録・検査レポ
こんにちは。MADSUNです。
今回は私が虚血性大腸炎を患った経験をお話ししたいと思います。
0歳児に授乳中だったため、麻酔なしの内視鏡検査等も含めてご覧ください。
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夜、突然の激しい腹痛
あれは木曜の夜のこと・・
突然の激しい腹痛がMADSUNを襲ったのです!
2歳息子の眠りが浅かったのでしばらくそのまま無言で耐えていたのですが、
最悪のタイミングで娘が泣き出し、それにより息子も目覚め、激痛のお腹を抱えながら娘のオムツを替える私。足元にすりついて再入眠をはかる息子。
授乳を始める私。シクつきながら飲む娘。お尻のあたりにすりついて再入眠をはかっている息子
(寝室での授乳は布団の上にあぐらをかいて行っています)。
しかし耐えきれなかった。普段の腹痛なら授乳の間くらい根性で耐えられるのにこの日はダメだった。
2分間授乳してまだまだ飲みますって感じの娘を外し、布団に置きます。
娘は「なんでやー!!!!」と泣きます。息子も再入眠に失敗し泣きます。私も泣きそうです。
「ごめんね!お母さんお腹痛いからトイレいってくるね!(ウィスパー。もう2人とも起きてるから意味はない)」
寝室から飛び出て戸を閉める私
泣き叫ぶ2人(息子は内側から戸を開けられない)
息子「おかーーーーーさーーーーーーーーーーーん」
私「ここにいるよー!ここだよー!すぐもどるからねー!」(トイレから)
息子「おかーさんがいっちゃったのおーーーーーーーーー」
私「イルヨー!イルヨー!」
息子「おかーさんかえってこないのおーーーーーーーー」
私「すぐ戻るよー!!!」
※この間娘はずっと泣いてる
地獄。
なんとか数分で戻り(まだ痛い)、涙と鼻水とヨダレでぐちょぐちょの息子に平謝りし抱っこし、スンスン泣く息子の背中をさすりながら娘に授乳の続きをし、
目を血走らせながら痛みに耐え2人の再入眠を待つ。
2人が寝たところで起こさないようにそーっとそーっとまたお花つみに。
そして朝まで痛みに耐えながら2人と添い寝し、翌朝。
翌朝、痛みはなくならず、さらに出血。消化器内科へ。内視鏡検査することに
まだ痛い(T_T)
普段からたまに腹痛はあるんですが朝には軽快していることがほとんどなのに、今回はまだ痛い。困ったなーと思いながらお花畑へ行くと、まさかの血便と下血。
あわてて夫と実家に連絡し、病院へ。
何件か消化器内科を調べて、予約なしでもOK・コロナ対策も気を付けている様子・口コミも良いところを奇跡的に見つけ、午後の診療開始とともに受診。
症状を話すと腸炎の疑いあり。
先生「あっちゃーハイハイすぐ見た方がいいですね、どの辺が痛い、あーここ(苦虫)S字結腸ですここできやすいんですよ早く見たいなーーーーー」
ポリープなのか腸炎なのか、見なきゃわからないとのことで内視鏡検査を受けることに。
検査の予約がいっぱいのところ、これまた奇跡的に翌日の朝イチの検査がキャンセルで空いており、検査してもらえることになりました。
授乳中で麻酔は使えないため、検査は15分程度、その後結果をきいてすぐ帰れるとのことで、所要時間は合計1時間ほど。
その間子ども達は父母が協力して外でみていてくれました。
コロナ禍なので子を預けるのも控えていたんですが、今回は状況が状況なので仕方なく😭父母が見てくれなければ土日の検査が空くのを待つハメになっていたでしょう‥‥
検査当日
検査4時間前から1.8Lの下剤を飲む
そして検査当日。検査は9時からで、その4時間前の朝5時から下剤を飲み始めます。
洗剤の詰め替えお徳用みたいな大きなプラスチックの袋に入った粉を1.8Lの水で溶かし、200mlを10~15分かけて飲む、ということをなくなるまで繰り返します。
飲んでるうちにお花畑にいきたくなり、飲んだり行ったりまた飲んだり行って帰ってきたと思ったらまた行ったりとあまり休む間はありませんでした。
7時前には夫が起きてきて子達の面倒を見てくれて、花畑往復のピーク時はうまく避けることができました。
麻酔無しのため車を自分で運転して病院へ
内視鏡検査は麻酔(鎮痛剤)を使いながら行われることが多いようです。
眠くなる麻酔なので、使う場合は検査後1時間程度安静にしてさらに車や自転車の運転はしてはいけないのですが、私は授乳中で麻酔なしのため、自分で車を運転して通院してよいと言われました。
そして病院につき、検査着に着替え、検査室へ。
麻酔なしの検査は痛い、しかし自分もリアルタイムで画面を見られる
いざ検査。腕に血圧計、指に酸素濃度か何かを測る機械をつけられ、検査開始。
炭酸ガスという二酸化炭素のガスを入れて腸を内側から膨らませ、内壁を見やすくします。同時に内視鏡も侵入開始。
常に痛いわけではないですが、腸が曲がっている部分や炎症が激しい部分などを通る時はかなり痛かったです。
とっても固いおウ〇チが腸壁を内側から全力で押して、腸壁がちぎれんばかりに伸ばされてるような、そんな感じ・・・・
腸の内部は案の定荒れてました。
プチプチと赤い血が滲んでいるところ‥
なんか全体がぼわーっと白っぽく膨らんでよくわからないけどめちゃ荒れているところ・・・
そして先生がしきりに「なんか腸全体がむくんでるなー」と言ってました。
検査中先生は
「あー、あー、これは痛いね~~~~(症状を見ての同情)」
「ちょっと押しますよ~痛いですよ~がんばりますよ~」
「痛いね~痛いね~もうちょっと!もうちょっとですよ~」
などと声をかけてくれて優しかったです。
そして、隣についていてくれた看護師さんが、私が痛みを感じて「ウ~ッ」となっている時、必ず優しく体をさすってくれていました・・
これには正直ときめきましたね。
痛みを軽減する効果はゼロなんですけども。
効率や論理ばかり考えて生きてきた冷血モンスターの氷の心臓が思いやりの温かさに触れて溶けだした瞬間でしたね。
惚れてまうやろ!!!
結果・治療方法
「虚血性大腸炎」、でほぼ間違いないだろうとのこと。
虚血性大腸炎とは、お年寄りに多い病気で、最近は若い人がかかることも増えているんだとか。
低血圧や貧血、便秘の人がかかりやすいそうで、
血が足りなくて腸まで充分にまわらず、血がいかない部分が壊死したり、
便秘で停滞している便に腸壁が圧迫されることによって血流が滞ってなることもあるそうです。
私の場合、血圧低いからそっち方面に原因があるのかもな・・・・・
ただ気になるのは、虚血性大腸炎だとふつう炎症部が縦に走るそうなんですが、私の場合全体が炎症していたのでその点が少し疑問とのこと‥
一応、炎症している数か所から2か所選んで組織を採取し、生検に出すことになりました。結果は10日後。
治療法は、絶食・安静。
しかし私は授乳中なので、絶食すると母乳がでなくなるためおかゆなどは食べていいとのこと。2,3日はおかゆのみでその後はだんだん普通の食事に戻していいですよ、との指導を受けました。
検査後の経過
そこで検査当日はおかゆのみ、
翌日もおかゆのみ。(ちょっと卵いれてたまごがゆにしちゃった)
そして2日後、、腹痛が改善しないのでおかゆもやめて絶食で様子見。
娘もその日はミルクを飲んでもらいました。普段から1日1回は哺乳瓶を使って慣れさせていたことが幸いしました。
翌日には夫も仕事に戻るため、それまでにできるだけ回復できるよう頑張りました。
お腹はグーグーなっています。
しかしここで欲望に負けて何か食べたら逆戻り!がんばれ!MADSUN!
そして翌日、また少量だけお腹に入れて様子を見て‥
何日かかけて少しずつ回腹(笑)しました。
後日、検査結果を聞きに行き、診断確定。今後に向けてのアドバイス
後日、検査結果を聞きにいったところ、診察名は虚血性大腸炎で確定。
ふだんから水をよく飲むようにして、なるべく便秘しないようにすると良いとのアドバイスを受けました。
ビオフェルミンなどを飲むことも大変良いそうです。
以上、虚血性大腸炎レポでした(^^)/